作品紹介
世界各国の科学の粋を集めた巨大ロボットが一堂に会する万国ロボット博覧会から、次々にロボットが強奪された。ロボット帝国・鉄面党は、盗んだロボットを操って地球制服を目論む。秘密捜査官SSIのメンバー・紅健は、ロボット工学の権威である兄が残したスーパーロボットレッドバロンに乗り込み、鉄面党の差し向けるロボット軍団と戦っていく。 物語後半で、鉄面党を率いるデビラー博士は、宇宙鉄面党の首領・ギラスQに操られていたことが判明。以降は、宇宙鉄面党が開発したロボットとの戦いとなり、レッドバロンは宇宙へ飛び出し、敵本部のある火星での最終決戦を迎える。 レッドバロンの足からエレベーターで操縦席に乗り込み、指紋と声紋の認証で操縦者を識別する、ミサイルが発射される際に体内のメカニズムが見えるなど、重厚かつ細部にこだわったメカニカル描写が魅力だった。さらに、SSIのスパイアクション的な描写やシビアなSFドラマ的展開を含め、少年心をそそる要素がふんだんに盛り込まれた。 当時の巨大ロボットブームを牽引する一作品となり、その人気は、日本現代企画による『スーパーロボットマッハバロン』の制作につながることとなる。 |
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放映データ
放送期間 | 1973年7月4日~1974年3月27日 |
制作局 | 日本テレビ系列 |
話 数 | 全39話/カラー30分 |
放送時間 | 水曜 19:00~19:30 |
出演者
紅 健 | 岡田洋介 |
大郷 実 | 大下哲夫 |
坂井哲也 | 加藤 寿 |
堀 大作 | 保積ぺぺ |
松原真理 | 牧 れい |
熊野警部 | 玉川伊佐男 |
紅 健一郎 | 石田信之 |
三神博士 | 潮 哲也 |
デビラー総統 | 伊海田弘 |
スタッフ
企画・制作 | 小林利雄 |
プロデューサー | 川口晴年(NTV)、上村 宏、田村正蔵 |
音楽 | ボブ・佐久間 |
撮影 | 関口政雄 |
照明 | 松丸善明 |
美術 | 桜井克彦 |
制作担当 | 秋丸 学 |
原案 | 渡辺一彦、斉藤汎司 |
主題歌 | 「レッドバロン」 |
作詞 | 阿久 悠 |
作曲 | 井上忠夫 |
唄 | 朝コータロー |