作品紹介
1973年にブルース・リー主演の映画『燃えよドラゴン』が大ヒットして、世界中にカンフー・空手映画ブームが巻き起こった当時、香港でアクション俳優として活躍していた倉田保昭をキャスティング。変身ヒーローではない、生身による本格アクションドラマとして人気を博した。 空手の達人・ドラゴンこと不知火竜馬が、10年ぶりに第二の故郷といえる香港に降り立つ。空手の師匠であり育ての親だった風吹海山の訃報を受けてのことだった。そんな竜馬の前に現れる謎の刺客たち。事故死と思われていた師匠は、殺人を請け負う暗殺組織シャドウの手によって殺されていたのだ。竜馬はシャドウ壊滅を誓い、さまざまな格闘術を身につけた殺し屋を相手に壮絶な死闘を繰り広げていく。 初期エピソードでは香港ロケを敢行。「燃えよドラゴン」にも敵役として出演したヤン・スエとの激しいアクションを披露した。特撮ヒーローのカテゴリーで語られることが多い作品だが、格闘シーンはほぼ生身の肉弾戦であるため、特撮技術はほとんど使用されていない。ただ、作品カラーやストーリーそのものは、70年代の特撮ヒーローものの王道といえる展開であった。 |
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放映データ
放送期間 | 1974年7月2日~1974年12月17日 |
制作局 | 東京12チャンネル(現・テレビ東京)系列 |
話 数 | 全26話/カラー26分 |
放送時間 | 火曜 19:30~19:56 |
出演者
不知火竜馬 | 倉田保昭 |
風吹リカ | 府川房代 |
武蔵小次郎 | 赤塚真人 |
久利彦左衛門 | 三谷 昇 |
林周 | 長谷川誉 |
大河原英造(黒い豹) | 玉川伊佐男 |
闇の目 | 堀田真三 |
暗闇の虎 | 山本麟一 |
マジン・リャン | ブルース・リャン |
スタッフ
プロデューサー | 岡 哲男(東京12チャンネル)、田村正蔵 |
企画 | 小林利雄 |
原作・脚本 | 伊上 勝 |
監督 | 外山 徹、田村正蔵 |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | 「闘え!ドラゴン」 |
作詞 | 伊上 勝 |
作曲 | 菊池俊輔 |
唄 | 子門真人 |
副主題歌 | 「ロンリー・ドラゴン」 |
作詞 | 伊上 勝 |
作曲 | 菊池俊輔 |
唄 | 倉田保昭 |
技斗 | 高倉英二 |
撮影 | 小川大次郎 |
照明 | 榑松良司 |
美術 | 池谷仙克 |
記録 | 荘村季子 |
編集 | 小倉昭夫 |
美装 | 大井きく子 |
製作主任 | 鈴木道朗 |